Posts Tagged ‘職種’

看護師の職種について

木曜日, 2月 26th, 2015

看護師の職種は資格により違って来ます。准、正看護師がほとんどですが、その後キャリアを積んでさらに資格を取得することで、専門、または認定看護師になることが可能になります。キャリアアップのために他の資格を取る方も多く、医療系の仕事に就く方はその後の勉強を続けるか続けないかで大きく立場が変わることも考えられるということです。働きながら勉強をするのは難しいことですが、両立している方も多く、順調にキャリアアップを計っていく方も大勢いるということを考えれば、学び方次第で働き方を変えて行けるということになります。
准看護師を選んで資格を取った方は、キャリアを積んだ後に改めて正看護師としての資格を取得するかどうかを考えるタイミングがあると思います。その時に、前向きに自分が今後どのような形で病院、医療に携わるのかを考えてみる必要があります。資格取得後、何度か転院を経験する方も少なからずいるでしょうし、そんな中でも休職しない限りキャリアは積み上がっていきます。その経験をどう活かし、他の資格をどのタイミングで取得するのかを考えていく必要があるのではないでしょうか。自分を活かせる幅を広げるかどうかを職場環境も含めて判断したいところです。
正看護師として仕事を始めた場合は、学生の時から他の資格について考える時間があったのではないでしょうか。保健師や助産師など、考えられる資格はたくさんあり、大学在学中にどのようなキャリアを積み、いつ、どのタイミングで次の資格を取るかを計画的に考えている方も多いかもしれません。学べる知識が多いこともあり、在学中から選択の幅が広いことを意識出来る環境のため、迷わず他の資格についても考えやすいというのが大学の魅力ではあります。その時、どのような病院に勤め、資格を活かせるように仕事が出来る環境を整えるための努力が必要になることを覚えておきましょう。
専門看護師や認定看護師など、一定の条件を満たさなければ取得出来ない資格もあるため、働きながら学ぶということが当たり前の正解が医療の現場なのではないでしょうか。看護とひと言で言っても出来る仕事の幅は大きく違い、そのため細かく資格を取得しプロとしての人材を育成する必要がある職種と言えるのではないでしょうか。やりがいを感じる仕事として選ばれる看護という職種は、今後も一定数をしっかり確保し、少子高齢化に備える必要があります。その時、その病院に必要な人数が配置出来るよう、病院側も資格取得を促す必要があることを真剣に考えなければいけない時に来ています。

准看護師としての仕事を選ぶ

木曜日, 2月 12th, 2015

准看護師は正看護師と違い、国家資格ではなく各自治体が認定する知事資格です。すでに廃止を決定している自治体もありますが、それにならって廃止を決めている他の自治体はほとんどなく、今後もあまり変わりなく人材育成は行われることと考えています。主に、医師の指示のもとで医療の補助を行うのがメインですので、自己判断で処置することはほとんどありません。ただ、介護福祉士よりも出来る医療行為の幅が広いため、高齢者施設や高齢者の受け入れが盛んな病院では必要な人材として多く求められる傾向にあり、色々な職種が求められる中、安定数の確保に病院が動いています。
高齢者の受け入れを推進している病院では、准看護師に出来る仕事が多いとはいえ、介護福祉士と連携を取っての仕事が多くなることがほとんどです。患者と介護福祉士の間に挟まれる形で、仕事にジレンマを感じる准看護師も少なくありません。絶対数夜勤が必要な場合、患者の状態によってはすぐに医師の診断を仰ぐ必要に迫られるため、気持ちの置きどころがなく仕事が辛いと感じてしまうことも少なからずあります。仕事に慣れるまでの間、どのように精神的なバランスを保ち、医療行為の補助を落ち着いて出来るかが試されるのではないでしょうか。
仕事の辛さを乗り越える期間はどんな仕事に就いても同じように考え、経験することだと思いますが、命を預かる仕事で受ける緊張感や精神的なストレスは、他の仕事ではなかなか感じることのない大きなプレッシャーであることは間違いありません。それでも、自分が准看護師として仕事をするべく資格を取得し、その職種を選んで勤務を始めたのであれば、その場にどれだけ早く順応できるかどうかも働く意欲向上への近道になります。感情のコントルールを上手にすることを考えながら、立場に合った仕事を医師、介護福祉士とともに患者を診ていくことを考える方が、ひとりで考え込むことなく、心の負担も軽くなるのではないかと考えます。
悩みをひとりで抱え込むのは、大人も子どもも同じようによいことではありません。それは准看護師も同じように、連携を取らなければならない相手にはきちんと心の内を知らせておく方がスムーズな連携に繋がります。時にはぶつかることもあるでしょう。ですが、患者のことを考えている、という根底にある気持ちは医師、介護福祉士と准看護師も同じことだと思います。患者が一番という考えのもと、協力を惜しまず仕事をする、という姿勢が何より現場に求められることなのではないでしょうか。出来ることをやり遂げる、という強い意思が、長く仕事を続ける上で一番大切なことだと考えています。